限られた時間の中で、誰よりも勝る学力を身に付けるなら、「記憶力だけに頼る」方法はあまり合理的ではありません。また、「授業をうけて概要を理解し、テストで解答力を高める」という一般的な学習方法にも、やはりムダはあります。
その理由は、どの科目にも「共通する基礎」があるのに、それらを強化していないことにあります。「共通する基礎」自体は中学校で学ぶような内容ですが、「思考力と応用力」につながる大事な部分です。科目ごとの授業に加え、これを十分に強化することが、解答力を高め全体の成績を底上げする効率的な学習法と言えるでしょう。
「計算する能力が必要な科目は?」と考えた場合、一般的には数学が挙げられます。しかし、実際は理科の問題を解く場合も簡単な計算が発生します。「数理的処理トレーニング」とは、スピーディかつ的確に解答するための数量的処理能力を高める授業です。
たとえば、そもそも「単位」とは何か、そういう根本的なところから解説したり、ミスが出にくい効率的な計算法を丁寧に伝授します。むやみに計算するのではなく、頭のなかで全体をイメージしながら、ポイントを図示し、なるべくシンプルに解答をつくり上げていきます。こうした思考法を鍛えることによって、数学や理科に欠かせない「解答の速さ」と「計算の正確さ」がアップします。
さらに、メディカルフォレストでは数学の集団授業に加えて、数学の個別指導を毎週2コマ、カリキュラムに乗せています。集団授業で理解できなかったところは、自分と相性が合う先生による個別指導でフォローできます。女子の場合は先生との相性もかなり重要です。そして、個別指導ではダイレクトに自分の脳髄に内容が叩き込まれますので、確実に弱点を克服できます。
また、「論理的言語トレーニング」という、文脈を押さえて、「本文の要旨」や「言葉の意味」を理解する力を高める授業も行います。これにより、日本語や英語という枠を超えて論理的思考力が深まり、丸暗記を最小限に抑えることができます。
いくら医療系の英単語をたくさん記憶しても、知らない用語は必ずテクストに出てきます。であるなら、バラバラに英単語を覚えるのではなく、知らないことを前提に、その意味を類推する「文脈力」を鍛えるほうが賢明なのです。東邦大学のような英文や岩手医科大学のような英語の空所補充問題はまさにこの「文脈力」が問われているのです。
このように、科目の枠を超えて異なる科目の講師が協同して取り組む本格的なトレーニングは、メディカルフォレストにしかない「戦略的学習カリキュラム」です。根本的な基礎学力を鍛錬することで、多くの女子が苦手とする数学で固く守り、英語で攻める戦術を体得します。